マニラでは9/3公開。ちょっと遅れて見てきました。早速ネタバレレビューします。
La belle et la bête
Eng : Beauty and the Beast
邦題 : 美女と野獣
【評価】
前半 ★★★★ 4 / 5
後半 ★ 1 / 5
ちゃんと事前にWikipediaの「美女と野獣(ディズニー映画)」見て行ったんだけどさー、
これ原作のほうで、ディズニー関係ないのね。
だから求婚者とか出てきません。思ってたのとストーリー違うなぁー。
で、前半はすっごい綺麗なフランス映画、フランス~って感じ。
小道具とか、風景がすっごい綺麗、手が込んでるな~って感じ。
後半はもうしょーもないいろいろ詰め込んだクソ映画。
後味の悪い感じ。良し悪し相殺で、50点。
112分。若干後半飽きたけど、時間のせいじゃなくてストーリーがアレだから。
今回は、完全に脚本がクソだと思う。
【俺と美女と野獣】
まったく接点無し。
Wikiではじめてストーリー知った。
ディズニーランドでチラっと見たことくらいはあるけど。
【英語】
たぶん日本ではフラ語+日本語字幕 or 日本語吹き替え、になるでしょう。
フィリピンではフラ語+英語字幕、と思いきや、英語吹替版だった。
久々に英語リーディングの苦悶になると思ってたんですが。
英語はぼちぼち低め、理解度60%くらい。
野獣の英語が超聞き取りやすい。
美女の英語は聞き取れる。
他の連中はダメダメ。フランス訛りキッツイんだよね。。。
レ・ミゼラブルを思い出した。(アレよりはマシ。)
【予告編】
日本語予告編
んでは、続きでネタバレレビュー行きます。今回は辛口だよ
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どっかでストーリー見れば書いてあるし、映画のネタバレだけざっくり
前半の野獣に会うシーンまではすごくテンポがいい。バランスもいい。描写がキレイ。
おぉ!これは当たりじゃね?って期待するくらいよかった。
オープニング
眠ろうとする子供(男+女)に本を読んであげるママ。
【貴族の家】
昔々、超リッチな商人の父、娘3人と息子3人の家族がいました。母はいない。
でっかい豪邸で貴族みたいな暮らしです。
主人公(ベル)はこの家族の3人娘の末っ子。6人兄弟の中でも末っ子っぽい。
で、この親父が事の発端になるダメ親父。
【海】
まず、オヤジの船が難破します。
でっかい船3隻。そろって岩にぶつかって宝が海に沈む。
幽霊船みたいになっちゃいました。
【貴族の家→引越】
貴族一家、船が行方不明になったせいで、家財道具が持ってかれちゃいます。
あぁあー、不幸の始まりです。
田舎の一軒家に引っ越します。
姉2人はバカキャラ。美人でもない。
兄2人(長・次男)は悔しそうな感じ。
兄1人(3男)は影うっすい。
ベルは田舎が性に合ったらしく、洗濯したり野菜取ったり。美人なのに。
【街】
難破した船が見つかりました。
貴族に戻れるね~のんきな家族。
ところが、街に行くと「船はあんたの所有物じゃねーから」
と、門前払い。親父がっくりです。
【Bar】
親父、街のBarで飲んでたところ、マキシムと喧嘩。
マキシムはこのへんじゃ悪で通ってるっぽい。
親父なんとか逃げ延びます。
【帰宅】
街のBarで飲んでたのに、雪が降る森に迷い込む親父。
馬は限界が来て倒れちゃいます。
「許してくれ、うま」
親父、自分だけ森を進む。
【城】
光が見えました。
ざざーーー
滑り落ちた先には、でっかいお城がありました。
「おじゃましますー、誰かいませんかー、道に迷いましてー」
なぜか、お城には温かい料理が。そんで財宝が。
さらに倒れた馬が治療されて無事に帰ってきた。
オヤジの食い方が汚くて、それがスクリーンにデカく出る。
フランス人だろ、もっとお上品に…
お城の主の姿が見えません。
まぁ、腹ごしらえも済んだので、親父は帰宅します。
と、お城を出たところにある綺麗なバラが。
ぷちっ
「ゴルァァァァァァァァァァァ」
でっかい顔が出てきて、野獣?に襲われる。
ここでは姿見えません。指だけ。
「おぃ、テメェこんだけ散々貰っておいて、まだ足りないか?あ?氏ねコラ。
一家全員殺す。」
おやおや、野獣さんマジギレです。
なんと理不尽な野獣ルール。
【田舎の家】
なんだかんだ家に帰って家族に一部始終を話す親父。
そしてお城に行く覚悟を決めるベラ。
馬にまたがるベラ。
「お馬さん、お城に連れてって。」
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
(海割れみたいに) 森が割れて道ができます。
馬、全力疾走。乗ってるベラ傷だらけです。
【城】
到着。お城に潜入です。庭から。
このあたりの描写すごいキレイ。
自分の部屋?に到着。
素敵なドレス、フカフカのベッド、噴水っていうか泉??
噴水に傷だらけの手をつけたら傷が癒えました。すげー。
ドレスに着替えてダイニングに移動。
勝手に蝋燭に火が灯ります。
後ろに気配が。野獣登場。
「右の席につけ。こっち見んな。」
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「毎日午後7時にここで一緒に食事をすること。それ以外は自由行動。」
後ろから話しかける野獣さん。ワンマン野獣ルール。
おっと、うっかりベラが持ってたワイングラスだかに野獣の姿が写っちゃいます。
「はっ!!!!!!!!」
野獣逃げる。
ベラ、なんだかんだ言って眠りに着く。
謎のキラキラがベラに近づいてきます。うなされるベラ。
変な夢を見る。舞踏会で、王子様と一緒。ラブラブで踊っていると王子が…
目を覚ますと、野獣が顔を覗いてました。見つかって逃げる野獣。
こっから先、何日か似たシーンが繰り返す。
・朝になると、新しいドレスが置いてある。ゴージャス。
・昼間は周辺探検。森に、女性の像があって、そっから謎のキラキラが出てることを知る。
・7時にディナーを一緒に食べる。初めは野獣の顔が見えないけど、だんだん見せるようになる。
・初めは喧嘩する。だんだん心を開く。
・最終的に仲良くなって踊る。胸に顔うずめちゃうくらい近い。
・踊った後、「Could you love me?」「No. You are a Beast」 破局
(訳 私を愛してくれますか?/嫌よ、ブサイク。)
・野獣の部屋を見つける。人間時代の王子と、その嫁?の絵がある。
その前で殺りたての動物をガッツク野獣、ベラ、ドン引き。
と、とある日。
「あたし、おうち帰りたい。」
「1日だけだぞ。」
「帰ってこないかもよ。」
「そしたら俺は死ぬ。」
お土産に魔法の噴水の水を貰う。
真っ赤な素敵ドレスを着たベラ。家に帰ります。
【家】
久しぶりに実家に帰るベラ。
ドレスで帰ったもんだから、アホ兄貴にバレる。
長・次男「おいおい、森の城には宝物があるな」
3男「ダメだよ」
長・次男「うっせぇ」
ダメ兄貴達、マキシムと森に財宝を狙いに行きます。
姉2人は相変わらずクソ。
親父は虫の息。声かけても反応がありません。
横で一眠りするベラ。ぉぃぉぃ親父虫の息なのに。
キラキラが追っかけてきてました。最後の夢を見る。
狩りをする王子、鹿を見つけておっかける、金の弓でいとめた!
と思ったら鹿がおねーちゃんに変身。実は嫁だったのです。
「お父さん、呪うわ。
あなたが真の愛を、略」
ピカーン、お城ごと呪いにかかるのでした。
このオネーチャン(美人)が、さっき出てきた森にいた胸になんか刺さってキラキラが湧きだしてる銅像の正体。
で、この時の王子が野獣になったのです。
すげー残念なのが、王子がぜんぜん王子顔のイケメンじゃないっていうね。。。
っていうかオッサン。全然「元はイケメンの王子だった」って面影無い。
でね、気になって役者の年齢調べたんですよ。
野獣・王子 Vincent Cassel 46歳
ベラ Léa Seydoux 29歳
ベラ父 André Dussollier 68歳
いやいやいやいや、46歳、王子って歳じゃねぇじゃん。
17歳差カップルとかさー、無理があるよなー。
せめて30-35歳くらいのイケメン俳優はいなかったんでしょうか。
参考
石田純一(56) 東尾理子(34) 22歳差
フジモン(39) 木下優樹菜(22) 17歳差
目覚めたけど、ベラ父は目覚めない。
キラキラ、そうだお城の泉の水を持ってきてたのでした。
これを親父に飲ませると、完全復活。はじめっから飲ませてやれよ。
ベラ「お城の謎がわかったわ!時間だわ、戻らなきゃ」
家を出ようとしたら三男。「じつは兄貴が、、、」
三男の白馬にのって森に、そして城に。
ここからの展開が最悪につまらん。クソ映画のはじまり。
長男・次男・マキシム軍団、お城の宝石、金食器などモリモリゲットです。
ズラかろうか、ってところで野獣登場、
野獣は石の巨人を使って軍団を追い詰めます。
石の巨人とか、これまでのシーンにチラっとしか出なかったし、、、誰だよ。。。。
足で踏潰されるマキシム軍団のしもべ達。
マキシムは窮地に。
巨人が長男次男を殺そうっていうトドメのとき。
ベラ「Stop!」
甘いなー
マキシムはベラを人質に、クビにナイフを突きつけます。コッテコテ。
「俺を逃がせ」
結局野獣に一発殴られるマキシム。
ところが悪役マキシム、往生際悪く、持ってた金の矢を野獣の胸に指す。
クリティカルヒット、野獣倒れます。
石の巨人もバタバタ倒れていく。
野獣の血が地面に浸ったところから、呪いが進む。城全体を蔓が覆う。
なぜか、ベラの指示で、野獣は3兄弟に抱えられて姫の部屋に。
なんで、、、、?
「その泉に野獣を放り込んで!」
あぁ、それで治すつもりだったのか。
泉に浮かぶ野獣。おりゃー、胸に刺さった金の矢を抜いてあげるベラ。
一方マキシムは蔓に全身を覆われて瀕死。
「野獣さん、愛してます。」
ベラの涙が泉に入ると、野獣は人間の姿に戻っていったのです。
人間王子が全然イケメンじゃない、っていうかオッサンなので、もう残念で、、、、
しかも王子バツイチじゃん。。。
どうみてもベラが美人すぎて不釣り合いなのです。
王子は泉に浮いてるので、キスシーンなし。え。
【ママが絵本を読んでるシーンに戻る】
兄達はこの物語を本にして大儲け、
姉たちは無事トツギーノ、
お父さんは…お花屋さんになったのです。
ベラは?ベラは幸せに王子と暮らしましたとさ。
実は本を読んでたママがベラなのでしたー
狩りから帰ってきた王子と抱き合って、チューしてエンド。
もうすっごいディープなチューしてる。ここでーーーーーーー
うーん、やっぱりスカっとしない、笑えない、泣けない。ダメ映画でした。